カラオケデュエットでハモリができると、その場がすごく盛り上がり、歌っている本人たちも気持ちがいいものです。
その一方で、ハモるつもりが、メインパートにつられてしまったり、音程が外れてしまったりと、思った通りにハモれず苦い経験をした人も多いでしょう。
上手くハモれるようになるには、コツをつかむことや練習が必要となります。
本稿では、カラオケデュエットでハモリ練習におすすめの楽曲や、上手くハモるためのコツと練習方法などを紹介します。
もくじ
カラオケデュエットの練習におすすめの楽曲
ハモリが決まると気持ちいいアーティストの楽曲5曲を紹介します。
桜/コブクロ
『桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた一つ 涙と笑顔に消されてく そしてまた大人になった…』
コブクロ12枚目のシングルで、彼らの代表曲のひとつでもあります。ドラマの主題歌として使われ、大ヒットしました。
この曲の特徴はハモリパートに「Uh~」や「Ah~」といったスキャットをはさんでいるところです。スキャットとは、先述のような意味をもたない言葉を使って歌うことです。
ハモリパートがスキャットだと音程が取りやすいため、ハモリ練習におすすめです。
AM11:00/HY
『だからお願い 僕のそばにいてくれないか 君が好きだから この思いが君に届くように 願いが叶いますように』
沖縄出身の男女4人組バンド。「AM11:00」は沖縄の大自然を感じさせるような、さわやかなナンバーです。特徴は、男女でのハモリパートです。
男女の声の違いから、音程が聞き取りやすいため、男女でカラオケデュエットの練習するのに最適な一曲でしょう。
いつか/ゆず
『いつか又どうしようもなく寂しくなったその時は 何処にいても何をしてても駆けつけてあげるから ありふれてる言葉なんて捨て去ってしまおう…』
ハモリが上手いアーティストといえば、まっさきにこの2人が浮かぶのではないでしょうか。2人の息の合ったハモリに憧れ、カラオケで練習した人も多いでしょう。
特徴は高音域でのハモリパートです。高音域を得意としている人は、挑戦してみたいアーティストです。
この楽曲は、ゆずの作品の中でもスローテンポなので、ゆずの楽曲でハモリたい人におすすめの一曲です。
WINDING ROAD/絢香×コブクロ
『曲がりくねった道の先に 待っている幾つもの小さな光 まだ遠くて見えなくても 一歩ずつ ただそれだけを信じてゆこう』
日本を代表する実力派アーティスト、絢香とコブクロによるデュエット曲です。この楽曲の特徴が、3人でのハモリパートでしょう。
難易度の高い楽曲ではありますが、冒頭アカペラパートのハモリが決まると、抜群にカッコいい楽曲です。
さよならの前に/AAA
『君にさよなら 告げるため僕ら あんなに愛し合ったのかな これが二人の結末と知っても
好きだよって君に伝えられたかな』
男女パフォーマンスグループのAAA。「さよならの前に」は恋人との別れを予感した切ない心情を歌ったラブソングです。
アップテンポなメロディで、ハモリパートでは男女のハモリが入れ替わる難易度の高いテクニックが使われています。ハモリが上達したら挑戦してみたい楽曲です。
カラオケデュエットの練習でハモるコツ
そもそもカラオケデュエットでのハモリとは、どのようなことをいうのでしょうか。つぎにハモリの仕組みと、きれいにハモるためのコツを紹介します。
ハモリとは?ユニゾンとの違い
ハモリとは、音程の異なる歌声を重ねて、メロディの中に調和のとれた響きをつくりだすことを言います。ちなみにハモリの語源は、調和を意味するハーモニーからきています。
カラオケデュエットでハモリが気持ちよく感じるのは、歌声同士が美しいハーモニーを奏でているからです。
ハモリと似た言葉でユニゾンがあります。ユニゾンは音程を変えずに歌声を重ねることをいいます。似た言葉ではありますが、ユニゾンとハモリではまったく意味が異なります。
上手にハモるコツ
ハモリのテクニックは色々ありますが、一般的にメインパートに対して3度または5度音程ずらすと、聞き心地がよいと言われています。
この3度または5度ずらすというのは、ピアノの鍵盤をイメージすると分かりやすいです。メインパートの音を「ド」した場合、3度ずらすとは「ド」から3つめの音「ミ」をさします。
ずらすとは、音程を上げ下げすることをさし、音程を上げることを「上ハモ」、下げることを「下ハモ」といいます。
メインパートの音に近い方がハモリやすいので、はじめは3度ずらしでやってみましょう。
ハモるときの注意ですが、メインパートより目立たないということです。メインパートを超えるような声量や、ビブラードのようなテクニックをはさむことは厳禁です。
ハモリはあくまでもメインパートの隠し味的な存在。隠し味が個性を出しすぎるのはNGです。調和させることを意識して、ハモリましょう。
おすすめのハモリ練習方法
ハモリのコツが理解できたら、あとは練習あるのみです。ハモリが上達するおすすめの練習方法を紹介します。
動画をみて練習する
YouTubeといった動画サイトには、ハモリパートだけを歌っている動画がたくさんアップされています。
ハモリパートの音程を覚えるのに、こういった動画を何度もくりかえし聴き込むと良いでしょう。
カラオケの機能を使って練習する
カラオケの採点を使えば、音程やリズムを確認しながら練習することができます。また、DAMボイストレーニングにはハモリトレーニングの機能がついたものもあります。
こういった機能なども利用して練習すると、ハモリの感覚をつかむのに有効でしょう。
カラオケアプリで練習する
カラオケアプリの中には、デュエット機能がついたものがたくさんあります。
たとえば、「Smule」というアプリは1人でカラオケの練習ができるほかに、世界中の人と実際にカラオケデュエットを楽しむことができます。
ユーザー同士であればこの機能が使えるため、なかなか集まれない仲間とのデュエット練習におすすめです。
カラオケデュエットの練習におすすめの場所
気分転換に、たまにはいつもと違う場所で練習するのもいいでしょう。定番からちょっと変わった場所まで、カラオケデュエットの練習におすすめの場所を紹介します。
カラオケボックス
ハモり練習の音漏れが気になる場合は、防音設備が整ったカラオケボックスでの練習がおすすめです。
カラオケボックスだと、カラオケの採点機能を使って練習ができますので一石二鳥です。周囲を気にせず思いっきり練習することができます。
車の中
車の中での練習もおすすめです。窓を閉めれば、ある程度プライベートな空間が確保できます。また、ドライバーの眠気覚ましにも効果的です。
友人や恋人または家族と一緒に、車の中でカラオケデュエットの練習をすれば、ドライブ時間が楽しいものになるでしょう。
自然の中
山や川・海など、大自然の開放的な空間での練習はリラックス効果もあり、気持ちよくカラオケデュエットの練習ができるでしょう。
ただしキャンプ客や海水浴客など、周囲に人がいる場合は迷惑にならないように気を付けましょう。
自宅
自宅での自主練習もいいですが、カラオケアプリを使えば、遠く離れた友人や恋人とカラオケデュエットを楽しむことができます。
上手くハモれるようになった頃には、お互いの絆もぐっと縮まっていることでしょう。
「ハモリ」でカラオケデュエットを盛り上げよう
カラオケデュエットのいちばんの聴きどころであるハモリパート。音程の異なる歌声を重ねて綺麗にハモるには、ハモリの仕組みを知ってコツをつかむことが大切です。
そのためには、ハモリの上手いアーティストの楽曲で練習を積み重ねると良いでしょう。
また、動画サイトやカラオケの採点機能、カラオケアプリなどのツールを活用するのもおすすめです。
ハモリがマスターできたら、デュエットすることがますます楽しくなるに違いません。
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