抑揚とは、声の調子や強弱のことでカラオケ採点の重要な項目の1つです。
歌うときに音量や音程、声質やテンポなどを調整し、抑揚をつけながら歌えば、曲の印象はガラリと変わります。
抑揚を使いこなせれば、歌唱力もどんどんアップしていくので、ぜひ抑揚をつける練習をしてみましょう。
この記事ではカラオケで抑揚の付けるときのコツや、高得点を狙うテクニックをご紹介いたします。
もくじ
カラオケにおける抑揚とは、強弱をコントロールするテクニックのこと
カラオケの抑揚とは、強弱をコントロールして曲の魅力を表現するテクニックのことです。
カラオケで歌うとき、同じような調子で1曲歌いきってしまうと、平坦な雰囲気になってしまいます。
曲に表情をつけるためには、抑揚を意識することが大切なのです。
たとえば会話をするときには、声のトーンで伝わり方が変化します。
たとえば、強い声で「ありがとう」とお礼を言ったり「ごめん」と謝罪を言ったりするときと、小さな声で同じ言葉を発するときでは、相手に与える印象が大きく異なります。
これと同じように、歌うときにも声の雰囲気や強弱を変えれば曲の雰囲気が大きく変化するのです。
抑揚をつければ声にメリハリが出やすくなり、歌がうまく聞こえるようになります。
また、カラオケの採点をするときにも、抑揚がしっかりとつけられていればどんどん点数が加点されていきます。
カラオケでメリハリをつけて歌いたい、点数を上げたい場合は、抑揚のテクニックを身につけましょう。
カラオケ抑揚で高得点を狙うためのテクニック
カラオケ採点においては、声の大きさを意識的に変化させるという方法で抑揚をつけていくのがおすすめです。
カラオケの精密採点では、声の大きさや力強さなどを細かくチェックしたうえで得点を集計しています。
カラオケで抑揚をつけるためには、以下のようなポイントを意識するのがおすすめです。
しっかり抑揚をつけて歌うことができれば、採点で高得点を叩き出せるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
1. 声に強弱をつける
抑揚をつけるためには声の強弱を意識することが重要です。
語りかけるようなポイントではしっとりと、重要なメッセージが込められた部分では声を大きくして盛り上げるなど、歌い方に変化をもたせてみましょう。
ほとんどの楽曲では、AメロやBメロよりも、サビのほうが盛り上がりやすい構成になっています。
Aメロで声を出しすぎてしまうとサビで失速してしまうこともあるので注意しましょう。
サビに向かって少しずつ声を大きくしていくようにすれば、自然に抑揚をつけることができます。
また、サビでしっかり声を出したあとに伸ばす音で少しずつ音を小さくしていくフェードアウトのテクニックを用いるのも有効です。
2. マイクの音量で抑揚をコントロールする
カラオケをする前にはマイクの設定を必ずチェックしましょう。
マイクの音量が小さい状態で歌うと、声が十分に拾われないため、抑揚をつけているつもりでもうまく反映されないのです。
逆にマイク音量を大きく設定すると、すべての声が大きく響いてしまうため、やはり抑揚がうまく表現できなくなってしまいます。
また、ハウリングが起きてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
ちょうどいいレベルに音量を設定することが、抑揚を自在にコントロールするためのポイントです。
3. 歌い出しの言葉を強調する
抑揚を表現するためにはメリハリが欠かせません。
特に、フレーズの出だし部分を強調することは大切なポイントです。
フレーズの出だしを小さな声で歌うと、抑揚のない歌唱になってしまいます。歌詞全体がぼやけた印象になってしまい、曲に込められたメッセージもうまく伝わらなくなってしまいます。
言葉をはっきり伝えるように意識すれば、歌にメリハリがつきやすくなります。
4. マイクの距離や向きを変える
自分の声で強弱を表現せず、マイクの距離を変えて抑揚をつけるというテクニックもあります。
マイクが口に触れそうなほど近づければ、それほど声を張らなくても音がしっかりと拾われます。
逆に、マイクを離すと音があまり拾われなくなるため、声が小さく聞こえるのです。
マイクの位置をコントロールして曲に抑揚をつけ、高得点を狙ってみましょう。
5. プロの歌手の歌い方を真似する
カラオケに行く前に原曲を聞き込み、歌っているアーティストがどのような抑揚をつけているのかを研究するのもおすすめの方法です。
1曲をじっくりと聞き込めば、抑揚がつけられているポイントがわかってきます。
抑揚をつけるべきポイントが把握できたら、プロの歌手と同じようなトーンで歌ってみましょう。
プロのアーティストの抑揚を真似して歌を練習すれば、自然な抑揚が身につきやすくなります。
6. 慣れるまでは大げさに抑揚をつけることが大切
抑揚をつける練習をするときには、少し大げさに強弱をつけるよう意識してみましょう。
静かに歌うべきポイントでは声を小さくし、クレッシェンドをかけるようにして少しずつ声を大きくしていけば、抑揚がつきやすくなります。
どのポイントを強く歌うかを意識し、強弱がはっきりと分かるようにオーバーに歌ってみましょう。
7. 自分の歌を録音して聞いてみる
抑揚をつけて歌えているかをチェックしたいときには、自分の歌を録音するのがおすすめです。
多少過剰に抑揚をつけているつもりでも、録音した声を聞くとそれほど抑揚が表現されていないということもあるかもしれません。
録音した歌を詳しくチェックすれば、どの部分に抑揚をつけるのが効果的なのかを把握できます。
8. 抑揚をつけやすい曲を選ぶという方法も
音程が狭く高低差が少ない曲や、サビで音程が低くなる曲は、抑揚を表現するのにあまり適していません。
また、テンポが早すぎる曲に抑揚をつけるのはかなり難しいといえるでしょう。
カラオケで抑揚を意識したいときには、こういった特徴をもつ曲を避け、抑揚を表現しやすい曲を選ぶことが重要です。
サビの部分が盛り上がるバラードや、明るくリズム感のある曲などを選び、抑揚をつける練習をしてみましょう。
カラオケで抑揚を表現するためには腹式呼吸が必要
呼吸を意識せずに歌うと、小さな声を出したい部分がボソボソと不明瞭になってしまいます。
また、呼吸法を把握していなければ、声の大きさに変化をつけることも難しいので、平坦な雰囲気に聞こえてしまうこともあります。
カラオケで曲に抑揚をつけて歌い上げるためには、腹式呼吸をマスターする必要があります。
安定性を高めつつ必要なポイントで抑揚をつけるためには、腹式呼吸が不可欠です。
たっぷりと空気を吸い込んでお腹から声を出すようにすれば、力強く魅力的な歌唱ができるようになります。
また、腹筋を使うことで音程が安定しやすくなり、音のブレが起きにくくなっていきます。
盛り上がるサビの部分だけでなく、小さな声で歌いたいポイントでも腹式呼吸を意識しましょう。
腹式呼吸で声を出せば、小さい声であっても音程や音質が安定し、綺麗に響きやすくなります。
抑揚を身につければカラオケで高得点が出せる
抑揚というと声の強弱で表現するものというイメージがありますが、マイクを動かして抑揚を表現するテクニックもあるものです。
マイクの設定や距離感のバランスで抑揚をつける手法は、プロも実践する裏技テクニックです。
歌唱力をアップさせカラオケ採点で高得点を狙いたい方は、抑揚をつけるためのさまざまな表現テクニックを試してみましょう。
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