カラオケの技量には個人差があり、歌がうまい方もいればそれほどうまくない方もいるものです。なかには、自身のカラオケが下手であると感じ、歌うことに対してネガティブなイメージを抱えている方もいるかもしれません。
ここでは、カラオケが下手な人の特徴について解説いたします。また、カラオケ上手になるための練習方法についてもご紹介いたします。
もくじ
カラオケが下手な人には共通した特徴がある?
カラオケでうまく歌えないことが続くと、歌うことに対して自信がなくなってしまいます。すると、ますますカラオケが苦手になるというループにはまってしまうかもしれません。
カラオケをするときには、音程やリズム、表現力などさまざまな音楽的技術が求められます。「自分はカラオケが下手だな」と感じる方は、まず、上手に歌えない理由について知ることから始めましょう。
1. 音程がつかめていない
歌うときに音程がなかなかつかめない人のことを音痴と呼びます。音痴とは単に歌の才能がないのではなく、音感が十分に養われていない状態をいいます。
音の高低をぴったりと合わせることは、歌を歌ううえでの基本です。
しかし、カラオケが下手な人は自身が発声している音の高さが正確に把握できません。また、自身が発した声を耳で聞く余裕もないため、音程がズレてしまうのです。
2. リズム感がない
音楽とは、テンポにぴったり合うように音を乗せていく表現方法です。しかし、リズム感が悪い方は突っ走ったり遅れたりと、ズレたタイミングで音を発してしまうことがあります。
アップテンポの曲でリズムがズレてしまっては、曲のノリや楽しさが十分に伝わりません。また、バラードでリズムがズレると安定感が失われ、メッセージが伝わりにくくなってしまいます。
3. 抑揚の表現ができていない
まるで機械のように、抑揚のない一本調子の歌い方をする方もいるものです。いくら音程やリズムがぴったりと合っていても、機械的に歌ってしまっては曲が台無しになってしまいます。
カラオケには強弱や声色の変化が必要不可欠です。また、ビブラートをかけたりしゃくりやこぶしなどの装飾を入れたりといったテクニックもどんどん取り入れたいものです。
4. 滑舌が悪い
話すときの滑舌の悪さに悩まされている方は、歌うときにも歌詞がうまく発音できないことがあります。
カラオケの歌詞を伝えるためには、言葉を明瞭に発音しなければなりません。しかし、滑舌が悪いとモゴモゴと聞き取りにくくなってしまうでしょう。
また、滑舌が悪い方がカラオケをすると、曲全体のトーンがどこか暗くなってしまうこともあります。
5. 緊張しすぎて下手に聞こえてしまうことも
カラオケを人前で披露するときに、緊張してしまう方は少なくありません。また、自分の歌唱力が低いと感じ自信を失った結果、カラオケの場そのものに緊張してしまう方もいます。
緊張すると表情筋や声帯、腹筋がこわばってしまい、歌うときに余計な力がかかってしまいます。その結果、滑らかな声が十分に出なくなったり、声が震えて裏返ってしまったりすることがあるのです。
十分な歌唱力がある方でも、カラオケで緊張してしまい本来の力を発揮できないために、カラオケ自体に苦手意識を持ってしまうケースもあります。
カラオケ下手から卒業するために実践したい練習方法
歌のうまさは生まれつきのものとあきらめてしまう方もいるものです。しかし、練習方法を工夫すればカラオケ下手から卒業することも十分可能です。
まずは、一人でカラオケに行ったり、自宅で音楽を聞きながら歌ったりという方法で練習を重ねてみましょう。ここからは、カラオケの練習をするときに意識したいポイントをご説明いたします。
1. まずは曲の特徴を確実に把握する
どんなに歌がうまい方でも、曲を覚えていなければ上手に歌うことはできません。カラオケ下手を改善するためにも、楽曲の音程やリズムを正確に把握する練習方法を心がけましょう。
曲を何度も聞き、一緒に歌いながら覚えていけばうまく歌えるようになっていきます。歌いながら覚えるときには、正しい音程やリズムを把握できているのかをこまめに確認することが重要です。
2. カラオケの技法をマスターする
カラオケにはビブラートやしゃくり、こぶしといったさまざまな技術が求められます。
特に、ビブラートを使いこなせるようになればカラオケの腕前は一気にアップします。腹筋を使い、伸ばす音を震わせるようにするのがビブラートを綺麗に出すためのコツです。
しゃくりとは、本来の音よりも少し低い音を瞬間的に出し、本来の音程に戻すテクニックです、また、こぶしは伸ばす音を一瞬だけ上下に震わせるような歌い方のことです。
効果的な場面でビブラートやしゃくり、こぶしなどの技法が使えるよう、何度も歌って技術を高めておきましょう。
3. 体でリズムを取りながら歌う
リズム感がない方は、体を動かしながら歌ってみましょう。体を動かしながら歌うようにすれば、リズム感だけでなく表現力も自然と高まっていきます。
リズムに合わせて縦揺れや横揺れしながら歌えば、テンポが大きくズレてしまうのを防ぐことができます。少し大げさに、踊りながら歌うくらいの気持ちで練習するのが効果的です。
4. 腹式呼吸を意識する
カラオケですぐに声が枯れてしまうという方は、胸式呼吸で歌っている可能性が高いため、腹式呼吸に切り替えるのがおすすめです。また、声が細くなってしまいがちな方や伸ばす音が震えてしまう方も、腹式呼吸を意識しながら歌ってみましょう。
腹式呼吸が正しくできていれば、息を吸ったときには腹部が膨れ、声を出すと腹部がへこみます。慣れないうちはお腹に手を起き、動きをチェックしながら歌うのがおすすめです。
腹式呼吸がうまくできないときには、仰向けになって歌を練習してみましょう。仰向けで歌えば腹筋に自然と力が入るため、腹式呼吸がやりやすくなります。
5. たっぷり息を吸って大きな声を出す
カラオケで声が小さく細くなってしまう方は、大きな声を出せるよう練習を重ねましょう。腹式呼吸を意識し、たっぷりと息を吸って声を出せば、声量がアップしやすくなります。目の前のマイクに向かって歌うのではなく、遠くにいる人に声を届けるようなイメージで歌うのが上達のコツです。
また、呼吸のコントロールをマスターすることも重要です。フレーズの途中で息が続かなくなると下手に聞こえてしまうため、一定の長さのフレーズを一呼吸で歌い上げられるよう練習を重ねましょう。
6. 自分に合った曲を選ぶことも大切
自分の声質や雰囲気、性格や価値観などを総合的に考えて、本当に合っている曲を選ぶようにしましょう。
自分に合った曲を選べば、練習をするほどに歌唱力や表現力が上昇していきます。
カラオケ下手だからこそ諦めず練習しましょう!
カラオケで音程やリズムがズレていたり、十分な表現ができていなかったりすると、歌が下手に聞こえてしまいます。カラオケの下手さにお悩みの方は、歌唱力や表現力をアップさせるための練習をしてみましょう。
歌を練習すれば自信がつき、人前でも堂々と大きな声で歌えるようになっていきます。また、とにかく楽しみながら歌うようにすれば歌はうまく聞こえるものです。
自分に合った曲を探し、人前で披露したいと思えるまでじっくり練習を重ねていきましょう。
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