カラオケで歌を歌っていると、喉の痛みや声の枯れを感じることがあります。この状態でカラオケを続けると、痛みが強くなったり声が出なくなったりすることもあるので注意しましょう。
カラオケで喉を痛めやすい方は、歌い方を変えたり喉を鍛えたりするなどして対処しましょう。今回は、カラオケで喉を痛めないポイントや、喉の鍛え方について解説いたします。
もくじ
カラオケでは、喉を痛めるような歌い方を避けることが大切!
カラオケのときに無理をして大声を発したり、自分の声域を超えて高音を出し続けたりすると、次第に喉に負担がかかっていきます。
人の声域には個人差があり、高い声が出やすい方もいれば低音域しか出せない人もいます。喉は普段の会話で使っている声の高さに慣れているため、普段出さないような高音や低音を出し続けると喉にダメージが及んでしまうのです。
また、声を出すときに喉に力が入っていると、やはり喉にはダメージが蓄積されていくものです。
力んだ状態になると喉はギュッと閉じてしまいます。咳をしたり痰を切ったりするときのように、不自然な状態になってしまうのです。この状態で歌うと声が綺麗に出せないばかりでなく、喉が傷ついてしまうリスクも高まります。
喉に負担をかけずきれいな歌声を響かせるためにも、喉をギュッと締めずにしっかりと開くことが大切です。
カラオケで喉を痛めないために知っておきたいポイント7つ
丁寧な発声練習やボイストレーニングを行えば、喉への負担を防いで気持ちよくカラオケを楽しめます。しかし、十分な発声練習やボイストレーニングをマスターするためにはまとまった時間が必要です。
カラオケ初心者が喉を痛めずにカラオケを楽しむためには、以下のようなポイントをおさえておくことが肝心です。
1. 喉を開くよう意識する
喉がギュッと閉じているとうまく声が出せないうえに、声帯に傷がつきやすくなります。喉に負担をかけずに歌うために、喉を大きく開くよう意識してみましょう。
まずは、口を開けたときに喉が自然に開くようにします。このとき、喉にひんやりと冷たく風が当たるように息を吸い込むのがポイントです。しっかり息を吸い込み、喉が広がった状態を意識しながら歌を歌いましょう。
2. 姿勢を正して歌う
カラオケをするときには、できるだけ姿勢を正すようにしましょう。特に、上半身の背筋を伸ばして歌うことは、喉の痛みを防ぐことにつながります。
背中が曲がっていると呼吸器に十分に空気が送られません。すると、吐き出す息の量も少なくなってしまい、十分な声が出せなくなるのです。
呼吸のバランスが悪くなると喉にはどうしても負担がかかってしまいます。姿勢が悪い状態で歌い続けると喉に強い痛みが出ることもあります。喉のダメージを防ぐためにも、背筋をピッと伸ばして歌いましょう。
3. 声量を調整する
多くの方は、カラオケのときに普段よりも大きな声を出そうとします。しかし、大きな声を出すために力んでしまうと、喉に負担がかかってしまいます。
喉に力を入れて無理に大声を出し続けると、次第に喉に痛みが出てきます。また、声が枯れてしまうこともあるので十分に注意しましょう。
カラオケの声はマイクを通すため、それほど力まなくても十分に歌いこなせます。喉に力を入れず、負担なく歌えるような声量をキープするよう心がけましょう。
4. キーを調整する
普段出さない高音を出し続けることで、喉はどんどんダメージを受けていきます。高音を綺麗に出すためには喉を鍛えたり腹式呼吸をマスターしたりするのがおすすめです。
発声がなかなかうまくいかない方は、極端に高いキーを出さずに歌えるよう、キーの調整をしてみましょう。無理のないキーに下げてカラオケをすれば、喉に負担がかかりにくくなります。
5. 喉の乾燥を防ぐ
乾燥した状態が続いていると、喉は少しの刺激であっても大きなダメージを受けてしまいます。喉の痛みを防ぐためにも、加湿を心がけましょう。
カラオケボックスに携帯用加湿器を持ち込めば、乾燥から身を守ることができます。また、室内にお湯を置いて加湿するのもひとつの手です。
室内の加湿が難しいときには、こまめに水分補給をするとよいでしょう。
6. 喉をいたわる飲み物を選ぶ
喉のダメージを防ぐために、カラオケをするときには喉にいい飲み物を選びましょう。
白湯や温かいお茶には、喉の血管を和らげたり喉を優しく保護したりという嬉しい働きがあります。また、生姜湯やはちみつドリンクで喉をいたわるのもおすすめです。温かい飲み物を飲みながら、リラックスしてカラオケを楽しみましょう。
炭酸飲料やカフェイン入りの飲み物は喉に刺激を与えたり、喉の乾燥を早めたりすることがあるので、カラオケのときには飲み過ぎないよう気をつけたいものです。
7. アルコールやタバコを控える
カラオケのときに、お酒を飲んだりタバコを吸ったりするのが好きという方もいるでしょう。しかし、アルコールやタバコは喉に大きな負担をかけてしまうため、要注意です。
お酒は喉の粘膜にダメージを及ぼすうえ、利尿作用の影響で喉を乾燥させてしまいます。さらに、お酒に酔うと気が大きくなってしまい、カラオケでつい大声を出してしまうこともあるかもしれません。すると、声帯が傷ついてすぐに声が枯れてしまいます。
タバコはアルコールよりさらに喉に悪いといわれます。タバコを吸っていると気道の炎症や呼吸器の疾患が引き起こされることもあるので、十分に注意しましょう。
カラオケで喉を痛めないためには、喉を鍛えることも大切
カラオケをより楽しむために、喉を鍛えるトレーニングをしてみましょう。
喉を鍛えておけば長時間カラオケをしても喉にダメージが及びにくくなります。さらに、声量が増し声質にも深みが出るなど、喉を鍛えることには多くのメリットがあります。
ここからは、喉を鍛えるトレーニングのやり方をご紹介いたします。
1. ロングブレスのトレーニング
ロングブレスとは、長いスパンで呼吸を行うことをいいます。
まずは口を軽く開け、歯の隙間に空気を通すようなイメージでフーッと息を吐き出しましょう。息の量が一定になるよう気をつけながら息をしっかりと吐き出し、その後たっぷりと息を吸い込みます。
これ以上息を吸い込めないところで3秒程度キープし、また息をゆっくり吐き出していきましょう。
このトレーニングを続ければ喉が強くなり、呼吸のコントロールもしやすくなります。
2. ペットボトルを使ったトレーニング
ペットボトル内の空気を吸い込むトレーニングには、肺活量アップの効果が見込めます。
まずはペットボトルの口の部分を加えて隙間をなくし、内部の空気を思いっきり吸い込みましょう。ペットボトルがへこむほど吸い込んだら、また空気を吐き戻していきます。この練習を繰り返して、喉をどんどん鍛えていきましょう。
喉を痛めやすい人は歌い方・保湿・喉のトレーニングなどで対処しよう!
カラオケの歌い方によっては、喉に大きな負担がかかってしまうこともあるので気をつけたいものです。
喉に負担がかかりにくい歌い方を覚えたり、保湿や水分補給を心がけたりすれば、喉の痛みが起きにくくなります。また、喉を鍛えて強くすることも、喉のダメージを防ぐ効果的な方法です。
もしもカラオケ中に喉に痛みを感じたときには無理に歌い続けず、喉をしっかりと休めるようにしましょう。
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