カラオケのしゃくりとは、本来の音よりも少し低い音程を出してから元の音程に上げていくテクニックのことです。滑らかなしゃくりを入れれば、歌に深みが生まれます。
しゃくりはカラオケの採点の加点対象となっているため、適切に使えば高得点を狙いやすくなります。
ここでは、カラオケのしゃくりを入れるタイミングについて解説します。また、しゃくりを使って高得点を出すコツも紹介します。
もくじ
カラオケのしゃくりとは、低い音から本来の音に戻す技術のこと!
カラオケにおけるしゃくりは、あえて下の音階から歌い出し、素早く本来の音階に上げるという方法です。
一般的には半音程度下げたところから本来の音に上げていきますが、ときには一音以上音をずらした個性的なしゃくりが使われることもあります。
曲の中でしゃくりを入れれば、歌に綺麗な抑揚が生まれます。また、曲に奥行きが生まれ、歌が上手に聞こえるという嬉しい効果も期待できるのです。
カラオケの採点では、しゃくりのほか、ビブラートやこぶしなどさまざまな技術が加点の対象となっています。なかでもしゃくりは、最も簡単に取り入れることができる技術といえるでしょう。
しゃくりは、難しい技術を覚えたり難易度の高いボイトレをしたりしなくてもすぐにマスターできます。ぜひカラオケで使いこなしてください。
カラオケでしゃくりを入れるタイミングは歌詞の頭がおすすめ
カラオケのしゃくりを入れるタイミングに決まったルールはありません。1つのフレーズの中に複数のしゃくりを入れたり、伸ばす音の頭をしゃくりあげたりするテクニックもあります。
とはいえ、しゃくりのテクニックが多く使われる場所といえば、やはりフレーズの頭部分です。そのフレーズの歌い出しをわずかに低く取り、瞬間的に本来の音に戻すように歌えば、フレーズ全体が綺麗に響きやすくなります。
また、低音から高音に上がるような部分があるときにしゃくりを入れるのも効果的です。特にサビで音が上がっていくタイミングでしゃくりを使えば、曲の盛り上がりを上手に表現できます。
しゃくりでサビの重要なポイントを強調し、曲にたっぷりと感情を乗せて歌いましょう。
しゃくりでカラオケの高得点を出すコツ4つ
カラオケのしゃくりを使いこなせるようになったら、カラオケ機種の精密採点にチャレンジしましょう。カラオケ採点でしゃくりを上手に使えば、大幅な加点が見込めます。
ただし、しゃくりの使い方を間違えると減点されてしまうこともあるので気をつけましょう。ここからは、カラオケ採点でしゃくりを使うときのコツを紹介します。
1. 素早くしゃくりを入れることが大切
ゆっくりとしゃくり上げて歌う歌唱テクニックもありますが、この方法はカラオケの採点を行うときにはあまり適していません。
しゃくりをゆっくり行うと、やや低い音が長く響きます。すると、音程がずれていると判定され、点数が下がってしまうことがあるのです。
カラオケの採点では音程が重要な要素となるため、歌っている間は音程がずれないよう気をつけなければなりません。
採点システムで高得点を狙うのであれば、しゃくりは素早く入れるのが効果的です。歌い出しの部分で軽く音を下げ、すぐに本来の音に戻しましょう。
2. しゃくりは滑らかにつなげるようにする
しゃくりを入れるときは、低い音と高い音を滑らかにつなげるよう意識しましょう。それぞれの音階が独立していると音がずれて聞こえてしまいます。音をつなげて滑らかに歌い上げることで、自然な雰囲気になるのです。
流れを意識して滑らかにしゃくりを入れるようにすれば、カラオケ採点の得点もアップしやすくなります。
3. しゃくりを入れすぎないようにする
しゃくりを入れれば、カラオケの採点で加点されます。しかし、1曲の中にしゃくりを入れすぎるのはおすすめできません。
多くの採点システムでは、しゃくりを15~20回程度入れると加点されやすいといわれています。20回以上しゃくりを入れても、それほど点数に変化は起きないのです。
それどころか、しゃくりを入れすぎると音程が安定していないと判断されることもあります。しゃくりは少し低い音から本来の音に戻す技術なので、使いすぎると安定感が失われてしまいます。
カラオケで採点システムを使うときには、1曲の中に15回程度しゃくりを使えるよう調整しましょう。
4. しゃくりを使って歌詞を強調させる
しゃくりを使いすぎるとくどい印象になってしまうため、ここぞというポイントで使えるよう調整しましょう。
しゃくりを入れるべき場所がわからないというときには、歌詞のメッセージを強調したい部分を選ぶのがおすすめです。サビのなかでも、特に重要なメッセージが込められている部分でしゃくりを使えば、音や歌詞を効果的に強調できます。
自分が重要だと思える部分に絞ってしゃくりを使うことが、カラオケをうまく歌い上げるためのコツです。
カラオケで上手にしゃくりを使いこなすための練習方法3つ
しゃくりがうまくいかないときや、しゃくりを入れても思ったほど得点が上がらないときには、しゃくりを使いこなす練習を積むのがおすすめです。やみくもに練習するのではなく、しゃくりを確実に使えるよう、コツやタイミングを見極めてください。
ここからは、しゃくりを使いこなすための練習方法をみていきましょう。
1. スローテンポの曲でしゃくりを練習する
スピード感のある曲でうまくしゃくりを使えないと悩む方は少なくありません。しゃくりを確実に効かせるためにも、まずはゆっくりした曲で練習しましょう。
テンポ感をつかみやすいスローバラードでしゃくりの練習をするうちに、しゃくりのコツがつかめるようになっていきます。じっくり練習してしゃくりのテクニックを身につければ、テンポが速い曲でもしゃくりを効果的に使えるようになります。
2. 採点システムを使ってじっくり練習する
カラオケのしゃくりを上達させるために、採点システムを上手に活用しましょう。
カラオケの採点システムでは、しゃくりを入れたタイミングでスコアにしゃくりのマークが表示されます。自分でしゃくりを入れたつもりでも、機械がしゃくりと判定しなければしゃくりマークは表示されません。
どのような方法でしゃくりを出せばしゃくりとして認められるのかを判断するために、さまざまな歌い方を試しましょう。
3. 歌手のしゃくりを真似するのも良い練習になる
原曲を聞きながら、歌手のクセをコピーするように歌ってみるのも良い練習になります。
歌手がしゃくりを入れているポイントで同じようにしゃくりを入れれば、コツやタイミングがつかみやすくなります。聞いたものを正確に再現するようなイメージで歌の練習をしましょう。
しゃくりをマスターして、カラオケの得点アップを目指しましょう!
しゃくりは、カラオケの上達を目指すときに必ずおさえておきたいテクニックの1つです。比較的簡単にマスターできる技術なので、ぜひ練習しましょう。
しゃくりを効果的に使えば、カラオケ採点で高得点が狙えます。しゃくりを使うべきタイミングを見極めることや、素早くなめらかにしゃくりを入れることが、カラオケの得点をアップさせるためのポイントです。
実際に歌いながらしゃくりをじっくり練習して、さらにカラオケの腕前を上げましょう。
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