スポーツと同じようにカラオケで声を出す時にもウォーミングアップはとても重要です。ちょっとウォーミングアップをするだけでも、声の出方は大きく変わります。
ただ友達とカラオケに行った時にウォーミングアップするのもなんだか恥ずかしいですよね。
そこで今回は友達とカラオケに行った時でもバレずにできるウォーミングアップから本格的なウォーミングアップまでいくつかの方法を紹介します。
ウォーミングアップに必要な道具やウォーミングアップが歌に及ぼす影響についても解説しますので、カラオケで今より上手に歌えるようになりたい!という方は必見です。
もくじ
カラオケのウォーミングアップの方法
方法 1. ストレッチ
声を出すのと体のストレッチは一見無関係に思えるかもしれません。ただストレッチは声を出すためにも非常に重要です。
ウォーミングアップとしておすすめのストレッチを紹介します。気づかれてしまいそうなストレッチはトイレでするのがおすすめです。
首のストレッチ
首を回したり左右に倒したりしてストレッチをします。この程度であれば友達に気づかれても、「最近首が疲れていて…」と言い訳できますよね。
できれば首を上に向けて喉をしっかり伸ばすストレッチもしましょう。
表情筋のストレッチ
声を綺麗に出すためには表情筋のストレッチが欠かせません。
まず口を「う」の形にし、そこから「い」の形に変えます。これを何度も繰り返しましょう。次に舌を思いっきり出したり引っ込めたりするストレッチをします。
これをすることで綺麗な声が出るようになるので、歌う前には必ずしておきたいストレッチです。
顔を中心に寄せるようにクシャッと力を入れて、すぐに脱力するというストレッチも効果があります。友達が歌っている間にすれば気づかれずにすることができるでしょう。
股関節のストレッチ
声を出すときはお腹や下半身で体を支えることで安定した声になります。そのために欠かせないのが股関節のストレッチです。
歌とは全く関係がないように感じるかもしれませんが、股関節を柔らかくしておくことで声の安定性が抜群に良くなりますよ。
ジャンプ
全身の力を抜いておくことも歌を上手に歌うためには必要です。無駄な力を抜くためには軽くジャンプするのがおすすめ。手や足をぶらぶらさせるのも同様の効果があります。
リップロール
歌手が歌う前にも行っているトレーニングです。方法はとても簡単で、唇を閉じた状態で息を吐いて唇を震えさせます。
表情筋や喉の筋肉がほぐれるウォーミングアップですし、息のコントロールを練習するのにもおすすめの方法です。
コツはいきなり息をたくさん吐くのではなく、少しずつ吐き出すようにしましょう。15秒くらい続けて震えさせられるようにするのがポイントです。
タングトリル
こちらも歌手が歌う前に行うトレーニングで、リップロールと違って唇ではなく舌を振動させます。まず舌を上顎に軽く当てましょう。その状態で息を吐き出します。
やりやすいポイントが人によって違うので、うまく振動させられない人は場所を変えながら挑戦してみてください。滑舌が気になる人や高音がうまく出せない人にもおすすめです。
ハミング
ハミングとは俗にいう鼻歌のことですが、これもウォーミングアップとして効果があります。
カラオケで鼻歌を歌っても違和感はありませんし、友達の歌に合わせてハミングするのもおすすめです。
ハミングは裏声を出す時と同じ鼻腔の響きを使っているので、気持ちよく裏声で高音を出すためのウォーミングアップになります。
カラオケのウォーミングアップに必要な道具
カラオケの前にもっと本格的にウォーミングアップをして美声を目指したいなら道具を使うのもおすすめです。必要な道具を紹介します。
割り箸
道具を購入せずに効果的なウォーミングアップをしたいという人におすすめなのが割り箸です。割り箸を使えば喉を開くウォーミングアップができます。
まず割り箸を2膳用意して割らずに左右の奥歯で噛みましょう。噛んだまま「あーーーー」と声を出します。
これが喉が開いた状態です。試しに割り箸を外して同じように声を出すと、喉が開いている状態とそうでない状態の違いがわかります。
割り箸がなくても喉が開いた状態が作れるように練習します。即効性が期待できる方法なので、割り箸を使って練習してみてください。
Be-Vo
ボイストレーニングにいい道具として広く知られている道具です。奥歯で噛んで発声をするだけで、声の出し方が全く変わってきます。
声の出し方だけでなく声量もアップするので、カラオケ前はもちろん、日頃の日課としてもおすすめです。
持ち運びやすいサイズですし、1回のトレーニングはたったの5分なので、カラオケで歌い始める前に使ってみるといいでしょう。
価格もリーズナブルなので、手軽なウォーミングアップ道具が欲しいという方はこちらを試してみてください。
PROIDEA UTAETウルトラボイス
カラオケを上達させたいという人のために生まれた道具です。口に咥えて発生するだけで整体トレーニング・呼吸筋トレーニングができます。
また腹式呼吸もサポートしてくれるので、スムーズな腹式呼吸を身につけたい人におすすめです。
1日3分のトレーニングでいいので、カラオケの前のウォーミングアップにはぴったりと言えるでしょう。
カラオケのウォーミングアップが歌に及ぼす影響
「今までカラオケのウォーミングアップをしなくても歌えた」という方もいるでしょう。でもカラオケのウォーミングアップには、歌を気持ちよく歌ううえで重要なこんな影響があります。
高音が出しやすくなる
高音を出す時、人は普段は使わない筋肉を使っています。
無理やり出すことができないわけではありませんが、ウォーミングアップをしなければ喉の筋肉の動きがスムーズではないので出しにくくなってしまうのです。
カラオケで2・3曲目から本調子が出るという方もいると思いますが、これはウォーミングアップすることで筋肉が温まって動きがスムーズになった証拠です。
先にウォーミングアップをしておけば、最初から気持ちよく声を出すことができますよ。
翌日も喉が枯れない
カラオケの翌日に声が出ないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ウォーミングアップをして歌えば、喉に無駄な負担がかからないので喉が潰れにくくなります。
毎回喉が枯れるという方は必ずウォーミングアップをしてから歌ってみてください。
喉の病気を予防する
歌手が「声帯ポリープの手術をした」というニュースを見たことはないでしょうか。声を出す時は声帯を動かして声を出します。
この運動は思っている以上に激しく、喉に負担がかかると声帯ポリープができてしまうのです。
もちろんウォーミングアップをしたから完璧に防げるというわけではないのですが、ウォーミングアップをしておけばできる限りの予防が可能です。
直接的に歌に影響するわけではありませんが、もし声帯ポリープができてしまえばしばらく歌うことができません。ウォーミングアップをしっかりして喉を守りましょう。
カラオケの前にウォーミングアップを取り入れて気持ちよく歌おう
カラオケの前に今回紹介したウォーミングアップをするだけで、声の通りや響きが全く変わります。
今までウォーミングアップをしていなかった方も、騙されたと思って一度試してみてください。
喉を守る効果もあるので、たくさんカラオケを楽しみたいという方にも必須です。喉をいたわりながらカラオケを思う存分楽しみましょう。
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